NSR整備記録

NSR250R MC21 SEのメンテナンス記録。

LED化その1 メータ&インパネ(ウインカー以外)

NSR250R SE MC21の93年モデル。
走りの装備的には現代の4ストでは味わえない魅力がたっぷりなものの電装品の暗さやその構造の古めかしさはどうにもならない。

そのうえ、NSRは電装マシン。
バッテリーを消耗したまま走ると、貴重品のPGM3が壊れる可能性がある。
そんなわけで、通常の消費電力を抑えつつ見た目もすっきりと変身させるために灯火類のLED化に取り組む。

とりあえず、どこから手をつけたものか。
LED化といっても単純に電球を取り替えれば良いという話ではない。
LEDは消費電力が少ないことと、極性があることがその理由。

単純に電球入れ替えでLED化できる灯火類

  • インパネのウインカー以外
  • フロントポジションランプ

 

配線加工が必要になる灯火類

  • ウインカー
  • インパネのウインカーランプ
  • テールランプ

テールランプに関しては対応しているランプもあるけど相性の問題が大きく検証が必要。

というわけで第一弾はインパネのLED化です。

標準では、とにかく暗く弱々しく、アイドリングで暗くなったりして気分が凹むのでスッキリ爆光にします。
ハイビームのまま忘れて走ったり、オイルランプに気づかないなんて事がないように視線をインパネに落とさなくても、視界に光が届くレベルを目指しました。
この辺は好みなので、普通が良い人は暗めの球を選んで下さい。


T10のバルブはウインカー以外は単純に差し替えでOK。

但し極性があるので、点灯しない場合はプラスマイナスを逆にしてつけ直します。
なので、メーターの固定は全てのインジケータが正常に点灯することを確認してからにします。
購入した下記のLEDは逆接続したらLED自体が壊れるということも無かったので気楽でした。
物によっては逆接続したとたんに、LEDが壊れる物もあるそうです。

  ▲結果的にこれを採用10個で475円と格安。1年経っても球切れ無く機能も充分。
  10個セットなので球切れしても予備があるので安心です。格安なので当たり外れはあるかも?
 

f:id:hudmx:20140318223022p:plain

メーターパネルを裏から見た写真。
写真には余計な配線が写っていますが、白のT10と書いてるパイロット電球を交換。
赤でT10と書いてあるウインカー用のバルブは配線処理が終わるまではLEDにはできません。

 

メーター本体用のT10バルブも交換します。
メーターに使われているT5のランプも、とにかく暗いので爆光化します。
ただメーターは全方位に光の広がる電球で光が拡散するように設計されているのでLEDにする場合は、中途半端な物を選ぶと、ノーマル電球より暗くなる恐れがあります。
なのでT5のLEDはちょっと奮発して良い物を選びました。
導光用のプラスティックを加工したりする方法もありますが、面倒なので光量増し増しで全体の明るさを確保します。それでも電球より省電力です。
光量的には元々の電球の比では無いものですが、回り込みなどの特性でかなり減光します。ノーマルの2倍程度で、まぁまぁ明るいって程度に仕上がります。
すっきりとした白の光になるのが好印象でした。

この商品は明るさは充分なものの、端子との相性がイマイチで普通にさしても簡単にスルっと抜けてきてしまいます。なので端子部分にハンダを軽く盛ってしっかりはまるように調整しました。

f:id:hudmx:20140318224448j:plain



メーターのT10も明るさ優先で球選び。

結果的にこれに落ち着きました。長さが限界ギリギリで光量もバッチリ。
ただ、足の間にあるチップがコネクタ端子と少し干渉するので、ぐりぐりっとねじ込む感じで入れる必要はありました。
壊れることはないと思うけど、ちょっとねじ込むときに注意が必要です。

f:id:hudmx:20140318233323p:plain

省電力&白色灯火ですっきり明るい。

価格も安いし、手間もたいしたことないのでオススメです。